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縄野勇一

(塗装場課長) Yuichi Nawano

街中で、自分が塗ったものを見るとうれしい。

椅子の背に色付けしているところです。ウォルナットは白太(樹皮に近い白い部分)が多い材料なので、その部分に色を足してほかと馴染ませるのです。塗装の目的は、保護と美化。「木材をきれいにしてあげたい」「長く大事に使ってもらいたい」という気持ちがいつもありますね。このところ、使い込まれた家具が修理・再生のため戻って来ることがふえて喜んでいます。それと、旭川駅に直結するビルのフードコートにうちの家具がたくさん入っているのですが、歩いていて自分がやったものが並んでるのを見るのもいいものですね。

20歳からずっと、この仕事。中国やベトナムで技術指導も。

「休みの日はそこらへんの川で魚釣り。逃すのもあるけど、ヤマベは食べるね(笑)」

父も家具塗装の業界にいて、高校生のとき磨きのアルバイトをしたのがきっかけかな。55歳でここへ来るまでずっと塗装畑でした。今の仕事で苦心するのは、OEM(相手先ブランド)の仏壇。どんな小さな傷も許されないので、全工程に神経を使います。特注品では、たとえば議会場なんかの大きな物件だと、全面全品同じ色じゃなければいけないでしょう。でも違う日につくったものが隣り合わせに並ぶわけだから、色合わせは本当に難しい。手板(見本)を使うけど、その日の天気で誤差が出る。現場で並べてダメなら、やり直しです。 塗装の仕事は、若い人が減っています。つくる人はいても塗る人がいない。去年ひとり、高等技術専門学院から入ってくれたから、大切に育てないとね。

プロフィール
氏名 縄野 勇一
生年月日 1957/5/8
入社日 2012/8/1
資格 技能検定1級(木工塗装)、指導員
部門・役職 塗装場 課長
趣味 釣り、映画鑑賞